趣旨:
結晶学は構造科学研究の柱であるにもかかわらず、研究分野の細分化や解析
ツールの進化に伴いブラックボックス化しているところがあります。本コースでは、
「空間群や対称性と結晶構造の関係がピンとこない」、「構造解析の後にもう一歩
議論を深めたい」と日頃お感じの方々に、結晶学と直結する対称性や群論の
知識を学んでいただくことを目的とし、結晶学で重要な根本原理と幾何学との
関係を軸に、講義と演習を繰り返しながら進行します。
今回は,初の英語講義の開催も予定しておりますが,定員(6 名以上)に満たない
場合は開催がキャンセルとなります。お近くに留学生の方などいらっしゃいましたら
どうぞ是非お声掛けください。
場所:茨城県つくば市大穂1-1 高エネルギー加速器研究機構 つくばキャンパス
日時:
(英語講義) 2019年7月22日(月)~7月26日(金)研究本館 会議室1
(日本語講義)2019年7月29日(月)~8月2日(金)4号館2階 輪講室
主催:結晶学会
共催:高エネ機構・物構研
協賛(予定):日本中性子科学会、国際結晶学連合数理結晶学委員会、
日本放射光学会、 日本化学会、 日本鉄鋼協会、日本物理学会、
日本顕微鏡学会、日本金属学会、日本鉱物科学会
日本分析化学会
参加費:無料、但し交通費宿泊費は自己負担
希望者はKEK ドミトリーを利用可
参加申込開始:2019年6月4日(火)10時~
トップページ http://pfwww.kek.jp/trainingcourse/
第8回URL(公開予定)
http://pfwww.kek.jp/trainingcourse/8thpre/index.html
定員:
(英語コース) :約20 名
(日本語コース):約35 名
講師:ネスポロ・マッシモ
総研大授業担当講師、
フランス・ロレーヌ大学結晶学教室教授、
国際結晶学連合数理結晶学委員会前委員長
参加資格:基礎行列代数学(行列式の計算ができるレベル) の知識があること。
研究歴や年齢は不問。
※本コースは総研大高エネ研究科の共通講義(他大学開放科目)でもあります。
・ 単位取得(2単位)を希望する総研大生は、総研大からの案内をご確認下さい。
・ 単位取得を希望する総研大以外の学生は、事前に総研大学融合推進事務室総務係
(cpis-office@ml.soken.ac.jp)宛にご連絡下さい。
・ 単位取得を希望する総研大以外の学生は、所属大学と総研大において履修に関する
手続きを行う必要がありますので、予め所属大学の教務担当係へご相談いただき、
6月19日(水)15時までにご連絡ください。 期日に間に合わない、その他ご不明な点
等ありましたら、お問い合せください。
(他大学からの科目等履修に関する手続きについて)
総合研究大学院大学 学務課教務係
E-mail:kyomu@ml.soken.ac.jp
プログラム内容:
線形代数学,抽象代数学,ステレオ投影,
点群,部分群,剰余類・共役部分群・正規部分群,
らせん軸と並進鏡面,
計量テンソル,対称操作の行列表現,
軸変換による空間群記号の変更,
正規化群,対称性と対掌性,
消滅則の幾何学的解釈,ワイコフ位置と結晶軌道,
群と部分群
講義の進め方: 講義+演習をテーマごとにセットとして繰り返す、合宿形式の集中講座です。演習中は 講師が各受講者を回り随時質問に答えます。学習内容は参加者の理解度を確認しな がら進める予定です。
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