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日本中性子科学会 会員の皆様、


東大物性研の機能物性セミナー・中性子セミナーとして以下の内容のセミナーを開催します。

現地とzoom配信のハイブリッド開催となりますので、是非とも参加をご検討ください。よろしくお願いいたします。


日程 : 2024年4月10日(水) 15:00 - 16:30 

場所 : 物性研究所6階大講義室 及び ZOOM(Hybrid) 

講師 : 林 悠偉 

所属 : 東京大学 新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻

世話人 : 林 久美子; 中島 多朗 e-mail: hayashi@issp.u-tokyo.ac.jp ; taro.nakajima@issp.u-tokyo.ac.jp

講演言語 : 日本語        


(オンライン参加の方は、上記のページのリンク先から参加登録のgoogle formへとお進みください)


[要旨]

小角散乱法(SAS)は,試料に X 線や中性子線を照射して起こった散乱の強度から試料のナノスケールの構造を解析する実験手法である.本研究では,SAS実験で得られた計測データから試料パラメータのベイズ推定と試料モデルのベイズモデル選択を行う枠組みを提案する.


SASデータ解析では,データに基づいて試料の構造情報を持つ散乱強度の数理モデルを仮定し,そのモデルのパラメータ推定を行う.従来の方法は簡便な一方で,しばしば属人的な結果が得られやすいことや,結果の信頼度評価が難しい等の課題がある.提案する枠組みは,SASデータ解析にベイズ推論の枠組みを応用し,パラメータやモデルを事後確率分布として推定することで従来法の課題を解決する.


本発表ではまず,一次モデルy=ax+bのパラメータのベイズ推定について説明する.ここで,パラメータの事後確率分布の統計量から推定の信頼度評価が可能であることを見る.次に,提案手法においてSASの試料モデルに適用するベイズモデル選択を,一次モデルy=ax+bとy=axに適用しベイズモデル選択の理論を説明する.その後,様々なノイズ強度,欠損度合いのSAS人工データを用いた数値実験を通して,試料パラメータ推定とモデル選択の提案手法の性能評価を行う.この結果から提案手法は,試料パラメータを信頼度付きで推定できる分布推定と,定量的で高精度な試料モデルの選択を可能とすることを示す.また,提案手法による解析の限界についての視座を提供する.


参考文献

・Hayashi, Y., Katakami, S., Kuwamoto, S., Nagata, K., Mizumaki, M., & Okada, M. (2023). Journal of the Physical Society of Japan, 92(094002).

・Hayashi, Y., Katakami, S., Kuwamoto, S., Nagata, K., Mizumaki, M., & Okada, M. (2024, January). Quantitative selection of sample structures in small-angle scattering using Bayesian methods. Journal of Applied Crystallography. Manuscript submitted for publication. https://arxiv.org/abs/2401.10466

会員の皆様


3月8日に、水戸にて、下記の通り、中性子科学将来ビジョン討論会、授賞式、受賞講演、総会を対面で開催いたします。

おひとりでも多くの会員にご参加いただきたく、お知らせいたします。

3月7日まで2023年度量子ビームサイエンスフェスタが同会場で開催されておりますので

どうぞ、日本中性子科学会員の皆様、お誘いあわせの上、ご参加いただきたくよろしくお願いいたします。


日時:2024年3月8日(金) 9:00-17:00

場所:水戸市民会館

当日のタイムスケジュールは以下の通りです。


8:30-9:00 開場+受付

9:00-11:10 第2回中性子科学将来ビジョン討論会

(詳細は第2回ビジョン討論会プログラム.pdfをご参照ください。)

11:10-12:30 昼食休憩

12:30-14:30 総会

14:30-14:45 休憩

14:45-15:15 授賞式

15:15-16:55 学会賞受賞講演

16:55-17:00 閉会の挨拶




主催:CBI研究機構量子構造生命科学研究所、中性子産業利用推進協議会 、(一

財)総合科学研究機構(CROSS)

共催:茨城県中性子利用研究会

協賛:J-PARC MLF 利用者懇談会


1.開催日時: 2024 年 2月16 日(金)13:00~17:00

2.開催方法: ZOOM によるオンライン開催 <接続 URL は 2月 8 日頃にお知らせ

する予定です>

3.参加費 : 無料

4.プログラム(敬称略)

13:00-13:05 開会挨拶、開催趣旨説明

CBI 研究機構量子アカデミア構造生命科学研究所長/中性子産業利用推進協議会 生物・生

体材料研究会主査 上村みどり

司会 玉田 太郎

13:05-13:50 「中外製薬における Cryo-EM とタンパク質科学領域技術との統

合研究」

鳥澤拓也(中外製薬、研究本部、タンパク質科学研究部)

13:50-14:35 「Cryo-EM と X 線・中性子溶液散乱と 計算科学の wet-dry 融合」

杉山正明(京都大学、複合原子力科学研究所)

14:35―14:45 休憩

司会:上村みどり

14:45-15:15 「Cryo-EM in Pharma」

Wim Zhong(Thermofisher Scientifics)

15:15-15:45「Cryo-EM hardwear update for Pharma」

松本 崇 (Rigaku)

15:45-16:30 「Cryo-EM and Informatics integration in Pharma」

Kim Hanseong (Managing Director, Baobab AiBIO)

16:30-16:35閉会の辞

横浜市立大学 名誉教授/CROSS/

中性子産業利用推進協議会 構造生物学研究会主査

佐藤衛

5.申込方法: 以下の申込フォームからお申込み下さい。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdjKDfuaR9DmwwzQxD0BF9NFFWSDPcQan1sBbMXatruuPe5jw/viewform

 ※ご入力いただいたメールアドレスにお申込み確認のメールが自動的に送信されま

す。

返信が確認できない場合、あるいは、上記申込フォームが利用できない場合には、ご

所属、お名前、E-mailアドレス を本文に記して、中性子産業利用推進協議会まで

E-mail(アドレスは下記)でお申込みください。

6.参加申込締切: 2024年2月7日(水)

<問合せ先> 中性子産業利用推進協議会(略称:IUSNA)E-mail: info@j-neutron.

com

7.Zoom 接続情報<接続URLは2月8日頃にお知らせする予定です>

8.アンケートのお願い 次回以降の開催の参考とするため、本研究会終了後にアン

ケートをお願いしています。ご協力をお願いいたします。

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