放射光利用による顕微計測画像データは高次元データであることから人間が理解しうる特徴量を
抽出することは、現在は、非常に困難な問題です。
今回の研究会では、これらの問題を乗り越えるための高度な解析を可能にする機械学習を用いた
解析手法や、その実例を紹介します。画像データから物理量を抽出する方法や位相幾何学的な
特徴量からデータの‘かたち’や‘うごき’を理解しようとする試みを紹介します。
これらの手法は材料開発や評価において威力を発揮すると考えられるため、本研究会がユーザー
の皆様に有用な機会となると期待しています。
【日 時】 2024年9月9日(月) 13時20分 ~ 16時50分
【開催形式】 現地(会場:科学技術館)にて開催
(〒102-0091 東京都千代田区北の丸公園2-1)
https://event-jsf.jp/access
【主 催】 SPring-8利用推進協議会
(公財)高輝度光科学研究センター (JASRI)
(一財)高度情報科学技術研究機構 (RIST)
【プログラム概要】
13:20~13:30 開会挨拶と趣旨説明
研究会幹事 水牧 仁一朗(熊本大学)
【座長 漆原 良昌(JASRI)】
13:30~14:00 「パーシステントホモロジーを用いた多次元画像データの解析」
木村 正雄(高エネルギー加速器研究機構 物質構造研究所)
14:00~14:30 「リチウムイオン二次電池の時空間ダイナミクス解析法」(仮題)
青西 亨(東京大学新領域創成学科)
14:30~15:00 「放射光関連の画像データを最新の画像処理技術を用いでどこまで解析できるか、
放射光データに対する民間の研究開発現場のニーズの動向」
斉藤 耕太郎((株)ランデフト)
15:00~15:15 休憩(15分)
【座長 水牧 仁一朗(熊本大学)】
15:15~15:45 「放射光CT画像に基づくアルミニウム鋳造合金のマイクロメカニクス解析」」
桑水流 理(福井大学)
15:45~16:15 「低温電子顕微鏡4次元イメージング法の構築」
吉留 崇(東北大学)
16:15~16:30 「「富岳」の利用例と利用支援」
吉澤 香奈子(RIST)
16:30~16:45 「「富岳」/HPCIの利用制度と産業利用の伴走型利用支援」
浅見 暁(RIST)
16:45~16:50 閉会挨拶
山口 章(JASRI)
17:00~18:30 技術交流会/利用相談会
プログラム詳細は、下記を参照ください。
https://www.jasri.jp/iuss/research_activity/2024/20240909.html
【問合せ】SPring-8利用推進協議会研究会事務局
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1丁目1-1
TEL 0791-58-2785 FAX 0791-58-2786